暑い夏こそ要注意。メレンゲと卵白の温度の話

こんにちは。青山 天使のしふぉんです。

毎日暑い日が続きますね。この時期、お教室では「いつもどおり作っているのに、うまくいかなくて……」というお話が少し増えます。

作り方を変えていないのに結果が変わる。じつはそれ、「環境」が変わったサインかもしれません。

メレンゲを泡立てている作業風景

作り方は同じなのに、結果が変わる理由

同じレシピ、同じ手順でも、卵白の温度・オーブンの熱回り・季節によって、シフォンケーキの仕上がりは変わります。レシピどおりに作ることと同じくらい、その日の環境を読んで合わせることが大切なんです。

夏にいちばん影響を受けやすいのが、メレンゲのもと——卵白の温度です。

卵白は「冷やす」が基本です

天使のしふぉんのレシピでは、準備の段階で必ずこうお伝えしています。

卵は卵黄と卵白に分け、卵白は冷凍庫または冷蔵庫で冷やす

卵白は、冷やすことで泡立ちが安定します。気温の高い夏は、室温に置いた卵白があっという間にぬるくなってしまうので、冷やしの効果がいっそう大きくなります。

ハンドミキサーに角が立ったメレンゲ

泡立ちに影響するのは温度だけではありません。季節・卵の状態・ハンドミキサーのパワーによっても、メレンゲの立ち方は変わります。「今日はいつもより時間がかかるな」と感じたら、それは腕のせいではなく、環境が変わっているのかもしれません。

夏のメレンゲづくりで気をつけたいこと

  • 卵白は作業の直前まで冷凍庫または冷蔵庫でしっかり冷やす
  • 泡立ての様子は時間だけで判断せず、メレンゲの状態(艶・弾力)をよく観察する
  • 「いつもと違う」と感じたら、環境(気温・卵・道具)を疑ってみる

道具の「環境」が変わっていることも

なかには、季節ではなく道具側の変化が原因のこともあります。長年使ったオーブンの熱が弱まり、いつもの設定では焼き切れなくなっていた——という例も実際にありました。急に失敗が続くようになったら、オーブンの温度も疑ってみてくださいね。

オーブンとの付き合い方は、冬に入る前に、あらためて詳しくお伝えできればと思っています。

こうした「その日の環境に合わせる」という考え方も、私たちがレッスンで大切にしている考え方のひとつです。これからのブログのなかで、折にふれてご紹介していきますね。

環境が変わっても、理由を知っていれば合わせられます。暑い夏も、美味しいシフォンケーキを楽しみましょう。