このブログのテーマでもある「シフォンケーキ」の由来を皆さんご存知ですか?

私も昔からシフォンケーキという名前は聞いていましたが、普通の食べるケーキと区別をしていたことはほとんどありませんでした。当然由来についてなんて考えてもみませんでした。

今から数年前のある日、小麦粉を使った料理を考えていた時に、ふとシフォンケーキを作ってみようかなと思い立つのですが、そこではじめてシフォンケーキの魅力を感じたのでした。シフォンケーキづくりを盛んに行うようになると、やっぱり由来が気になるのですね。最初にレシピを作ったのは誰なんだろう。どんな人がシフォンケーキを食べていたのだろう。新しいレシピを考えるときには、そんなことを考えて、イメージをふくらませていくほうが良いからなんです。さっそくインターネットで調べてみると、

wikipedia

1927年にアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスの保険外交員で料理愛好家のハリー・ベーカー(Harry Baker, 1884-1984)によって考案され、食感が絹織物のシフォンのように軽いことから名付けられた。

なのだそうです。1927年というと、もう100年近く前になりますよね。wikipediaにも書いてある通り、実はこのレシピは長い間公開されませんでした。一部のお金持ちだけが食べる事ができたケーキだったんです。

そのレシピが公開されたのは1947年。レシピとして出版されてから世界に広まる事になります。

現代の私たちがシフォンケーキと呼んでいるのは、一般的には、たくさんのメレンゲを使ったケーキだと思っていただいて良いでしょう。またシフォンケーキ型が、真ん中に穴の空いたものになりますので、円形のケーキになっているのも特徴的です。当社のシフォンケーキも、やはり円形のケーキになっています。

映画「猫の恩返し」では、主人公と旅をするムタという太った猫が、シフォンケーキにクリームをつけて食事の準備をするシーンが登場します。シフォンケーキに、たっぷりの生クリームをつけて、紅茶と一緒に食べるのが、なんとなく普通のシフォンケーキと言えるかと思います。

100年近く前の人達が、ワクワクしながら作って食べたシフォンケーキを、現代の私達は、お腹いっぱい食べることもできるなんて、幸せな時代ですよね。